財団法人 大川美術館     OKAWA MUSEUM of ART, KIRYU

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超女流展
(ちょう・じょりゅうてん)


【出品作家】(五十音順)


青木 純子

浅岡 慶子

井上 直

入江 一子

岡田 菊恵

神戸 文子

佐野 ぬい

島田 鮎子

島田 しづ

辰野 登恵子

堂本 右美

本田 希枝

馬越 陽子

三岸 節子

三吉 雅


『超女流展』ここで言う「超」とは、けっして女子高生の「超・・・」を真似たものではありません。彼女たちの「超」は、いわゆる「ウルトラ」の意味。今回の展覧会は「RISE ABOVE(ライズ アバブ)」つまり「何々を超える」というものです。では一体、この展覧会では何を超えたというのでしょうか。

 女性画家ばかりの展覧会はこれまでにもありました。例えば上野の森美術館の「現代女流画家展」や、高島屋の「女流画家展」など、毎年定期的に開催されています。ただし右記の展覧会のほとんどは、いわゆる「女流画家協会」など美術団体に属した女性画家たちを中心としたものでした。

更に申し上げますと、このような女性だけの団体や展覧会などは、先進国のどこにもその例のみられない、ある種特殊な日本事情なのです。ではどうして女性ばかりの団体や展覧会があるのでしょうか? 一口に申し上げるなら「近代美術史の、その全体が男性中心の価値観の中で成立ち、ごく一部の例外を除いて女性画家が認められることはなかった」ということなのです。

しかし例外と申し上げたように、数は少ないながら歴史上確かに女性画家は存在しました。過去の男尊女卑の時代において、彼女たちは大変厳しい状況に立たされていたことでしょう。しかし戦後、社会的にも女性が認められるようになると、女性画家たちは団体に属さず個人で活動し、またその舞台を海外にまで広げる前衛画家たちも生まれるまでになりました。

 これらは例えば政治の世界でも、サッチャーやガンジーなどからもご理解頂けると思います。結局その道で成功した女性たちは男女という壁を超越していたのでしょう。

 つまり彼女たちは女性画家でなく、ただの画家になろうとしていたのです。今回参加された前衛のS先生から次のような話がありました。「私を女にしてくれるのは嬉しい」と。また保守系のK先生は「思い切り挑戦したい、だが私の絵がバラバラになっちゃうかな」と。冗談の中にも重い歴史の流れを感じさせる言葉です。

現代は様々な表現とスタンスの画家たちがひしめき合う時代です。その中での今回の展覧会は、前衛・保守相互からの女性画家を一同に、そして同列に展示することに大きな意義があるのです。これは、これまでに実現出来なかった日本初の試みであります。団体、経験、年令の枠に囚われない自由な現代女性画家・十五人の揃いぶみ。

 ひとつの歴史的な企画になるかと自負するところです。出品作品は、各先生方から近作を一人2点づつご出品頂きました。更に館蔵品から歴史に名を残す女性画家たちの作品も参考出品します。桐生ゆかりのラグーザ玉を始め、近年亡くなられた大御所・仲田好江、桂ゆき、などもこの展覧会に花を添えることでしょう。

以上十五人は、年令も九十代から三十代までと実に様々です。すでに美術史上でも評価されている大御所、近年本格的な画家活動を始めごく一部の専門家筋に高い評価を受けているもの。さまざまな角度からの意見を参考にした人選となっています。

財団法人 大川美術館

〒376-0043 群馬県桐生市小曽根町3-69(水道山中腹) 
Tel:0277-46-3300 Fax:0277-46-3350
okawa-m@theia.ocn.ne.jp

開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで) 
休館日:毎月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)、年末年始
入館料:一般1000円、高大生600円、小中生300円
駐車場:水道山公園駐車場(無料)