無限の空間・アメリカ現代版画展
1998年9月30日(水)〜12月23日(水)
(月曜日休館、月曜日祝日の場合は開館)
10:00〜17:30
『大川美術館らしからぬ』と申し上げても過言ではない、アメリカの現代(主に 1950年代以降)を扱った当館初めての企画展。出品作品を館蔵品より構成している本展であるが(チョット胸を張って申し上げるなら)、収蔵作品数・約4000点を誇る当大川コレクションの、その幅の広さを垣間見せる展覧とも言えるだろう。
たぶん一般論として、大川美術館の印象を一言で申せば、やはり「日本の近代美術(洋画)」の美術館。そして、わが国の近代美術史の本流であるヨーロッパ美術に対してはさほど関与せず、敢えてアメリカの近代に目を向けている美術館、という処であろうか。既に何度も繰り返しているが、これは主軸画家の一人である野田英夫、または清水登之や国吉康雄、更にはベン・シャーンならびにジ・エイトらによるものである。本展は、その延長線上?と言うよりは、むしろ必然的に派生した、または枝分かれしたコレクションの一片が、本展の方向性と捉らえられなくもない。
小規模ながら全てオリジナルで継続してきた企画展も、いよいよ第40回記念展となった。ここ辺りで今一度、当館の美術館活動のバックボーンを踏まえつつも、一味違った『大川美術館らしからぬ』無限の空間を生む事を大いに期待する、当『アメリカ現代版画展』としたいものである。 |