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[大川美術館 (桐生市) 企画展・開催要項 No.47]
豊かな生活と美術
松本コレクション150選
前期展: 近 代 の 日 本 画 100年[特選75選]
後期展: 国 内 外 の 洋 画 100年[特選75選]
この度、当美術館では、パイオニア椛n業者・松本望、千代夫妻が、会社を離れたあくまで生活の糧として個人蒐集してきた美術コレクション約
300点の殆どを、ご遺族よりご寄贈頂きました。これを記念した当展は、そのコレクションのお披露目と考察を兼ねて開催するものです。
ご夫妻は決して“コレクター”などという、おこがましい考えを全く持ち合わせていませんでしたが、企業の創業者としての厳しい労苦の心の洗剤として“趣味コレクション”に撤し集められていました。よって内容は日本画・国内外洋画・彫刻と諸々あり、また作者の有無名や価格の高低などにも捉われておらず、全く家庭的な感覚で蒐集されたものとなっており、その姿勢は見事とさえ言えます。更にそれにも拘らず全体的に玉石混淆ともならず、ユニークささえも醸し出しているのです。
特筆すべきものとして日本画では、今村紫紅と共闘していた時期に描かれた名品大作と呼べる速水御舟の《柿》、また川合玉堂《秋、茅刈》や上村松園《初雪》加山又造《凍林》などは、共に画家の最高潮期のものと言えます。また洋画では、岸田劉生《縄跳びする子供》やオーギュスト・ルノアール《女》は珍品であり、更に国内作品中のトップと位置付けられるヘンリー・ムーア《膝から上のふたつの人体》等々、超一級品も含まれており、よい画商に恵まれていた事がうかがい知れます。
このコレクションは、当館の基本理念である「絵は人格」という意味と同じであり、また「絵は持つ人により値打ちが異なってくる」との先訓に恥じることもなく、松本夫妻のピューリタンとしての謙虚なるこころと、「音楽」と「花」を愛した “ネアカ”な人間性から生まれる自然体、即ち総てを社会提供してしまう何かが、うかがえるような、プリミティブで清潔な作品群となっております。ともかくこのような企画は、当館のような私立の美術館であるからこそ、あえて世に問い掛けられる「平凡にして希有なコレクション展」と確信しております。
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@.展覧会名 および 会期
□ 第47-1回特別企画展
豊かな生活と美術・松本コレクション150選
前期展: 近 代 の 日 本 画 100年[特選75選]
7月5日(水)〜9月3日(日)
□ 第47-2回特別企画展
豊かな生活と美術・松本コレクション150選
後期展: 国 内 外 の 洋 画 100年[特選75選]
9月5日(火)〜11月5日(日)
* ただし月曜日は休館。月曜祝日の場合開館、翌日火曜日休館。
* 10:00〜17:30(入館は17:00まで)
A.会場
大川美術館・企画展示室
群馬県桐生市小曽根町3-69(水道山中腹) 〒376-0043
TEL. 0277-46-3300 FAX. 0277-46-3350
URL. http://www.kiryu.co.jp/ohkawamuseum/
B.主催等
主催: 財団法人 大川美術館
協賛: 財団法人 花王芸術・科学財団
C.主な出品作品
[日本画]速水 御舟 (1894〜1935)
《柿》 1915年 彩色 142.0×49.9p
川合 玉堂 (1873〜1957)
《秋、茅刈》 1947年 彩色 43.2×58.2p
上村 松園 (1875〜1949)
《初雪》 1940年頃 彩色 52.7×61.7p
加山 又造 (1927〜現存)
《凍林》 1960年 彩色 113.0×146.3p
東山 魁夷 (1908〜1999)
《春を呼ぶ湖》 1970年頃 彩色 31.5×43.0p
[洋 画]オーギュスト・ルノアール (1841〜1919)
《女》 1905年 油彩 14.0×13.2p
岡田 三郎助 (1869〜1939)
《京都郊外》 1918年 油彩 33.3×53.0p
岸田 劉生 (1891〜1929)
《縄跳びする子供》 1916年 インク 32.0×20.0p
南城 一夫 (1900〜1986)
《花かご》 1928年 油彩 72.7×91.0p
ヘンリー・ムーア (1898〜1986)
《膝から上のふたつの人体》 1984年 ブロンズ 高さ101.6p
全150点
D.入館料(常設展示と共通券)
一般:1,000円 大高生:600円 中小生:300円
E.交通のご案内
◇ [電車利用(東京方面の方)]
・東武浅草駅より赤城行きの「特急りょうもう号」で
新桐生駅まで100分。駅よりタクシ−10分。
◇ [電車利用(栃木、群馬方面の方)]
・JR桐生駅より徒歩13分。
◇ [自動車利用]
・東北自動車道、佐野・藤岡I.C.より50分。
・関越自動車道、東松山I.C.より60分。高崎I.C.より40分。
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●同時開催
常設展 : 松本竣介・ピカソを巡る内外の画家たち(年4回 入替展示)
特選画家・個室: @ 曽宮一念 A 加賀孝一郎
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