財団法人 大川美術館     OKAWA MUSEUM of ART, KIRYU

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〔大川美術館(桐生市) 企画展・開催要項No。55〕
静謐の競演
駒井哲郎・清宮質文二人展
−ととやコレクション・新井コレクション他より−
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駒井哲郎(こまい。てつろう1920〜78年)は、少年時代に銅版画と出会い、まだ一般に知られていなかりた銅版画の技術を自ら開拓し、繊細な「白と黒の造形」による表現を追求した日本銅版画界のパイオニアです。清音質文(せいみや・なおぶみ1917〜91年)は、版画家。清音彬(ひとし)の子として生まれ、木版画において繊細な詩情を追求し、「魂の世界」を表現した作家です。2人は青年時代に同舟舎絵画研究所に通い知り合って以来、互いに尊敬しあい生涯親友であり続けた、日本版画界の頂点の一つを示す作家たちです。

 本展は銅版・木版と技法は異なるものの、その違いを超え、純粋な詩情で人間性を問い続けた南画聖の、深遠なロマンを掘り下げた、静謐極まる展観です。特にこの出品作群は、市井の二人の美術愛好家が蒐集した秘蔵作品であり、投資など微塵も考えず、絵を生活の友としたものだけに、決して著名作品ばかりではないですが、愉しくて厳しい、軽いようで味わい深い作品群です。

 これらは学術的選択よりは、コレタターの豊かな生活者感覚から胎生するコレクションであり、その精神は、正に「絵は人格」と考え、自らの肌で感じて蒐集した当館大川コレクションの軌跡でもあります。本展は、画家名の大衆趣向と、その集客性のみを追う昨今の美術展の低落に棹さし、美術鑑賞を「こころの洗濯」と信ずる当館が贈る、私立美術館だからこそ取り上げた野心展でもあります(「駒井・清官二人展」は既に1994年にいち早く練馬区立美術館で、代表作を網羅した大規模な展覧会を開催しており、本展は切り口を変えた、当館ならではの展観です)。

1)展覧会名

第55回特別企画展
静謐の競演 駒井哲郎・清宮質文 二人展
−ととやコレクション・新井コレクション他より−

2)会期・会場

◇2002年10月2日(水)〜12月23日(月)72日間
(月曜日は休館。月曜祝日の場合開館、翌日火確日休館。)
10:00〜17:30(入館は17:00まで)
◇大川美術館。企画展示室
群馬県桐生市小曽根町3-69(水道山中腹 〒376-0043)
TEL.0277−46−3300 Fax.0277−46−3350
URL.http://www.kiryu.co.jp/ohkawamuseum/
E-Mail.okawa-m.thia.ocn.ne.jp

3)主催等

主催:財団法人 大川美術館
4)主な出品作品
駒井哲郎作 《詩画集『マルドロオルの歌』》1951年エッチング
同《詩画集『人それを呼んで反歌という』》1966年アクアチント、エッチング清宮質文作《深夜の蝋燭》1974年木版17.91×5.0cm
同《秋の夕日》1976年木版16.0×14.2cm
約100点

5)入館料(常設展示と共通券)

一般:1,000円 大高生:600円 中小生:300円

6)交通のご案内

◇[電車利用(東京方面の方)]
・東武浅草駅より赤城行き「特急りょうもう号」で新桐生駅まで100分。東武北千住駅より新桐生駅まで90分。
駅よりタクシー10分。
◇[電車利用(栃木、群馬方面の方)]
JR桐生駅より徒歩13分。
◇[自動車利用]
東北自動車道、佐野・藤岡I.C.より50分。
関越自動車道、東松山I.Cより60分。
北関東自動車道、伊勢崎工I.C.より30分。


丸山薫詩集(新井哲郎・画)
『蟻のいる顔』より

●同時開催

常設展:

・松本俊介・ピカソを巡る内外の画家たち
・明治・大正・昭和の日本洋画史の鳥瞰
・ヨーロッパの画家たちとベン・シャーンを巡るアメリカン・シーンの画家たち
特選画家・個室: 1)オノサト・トシノブ2)村上肥出夫
 

財団法人 大川美術館

〒376-0043 群馬県桐生市小曽根町3-69(水道山中腹) 
Tel:0277-46-3300 Fax:0277-46-3350
okawa-m@theia.ocn.ne.jp

開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで) 
休館日:毎月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)、年末年始
入館料:一般1000円、高大生600円、小中生300円
駐車場:水道山公園駐車場(無料)