財団法人 大川美術館     OKAWA MUSEUM of ART, KIRYU

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第57回企画展

ピカソを継ぐ者
アントニ・クラベ『ガルガンチュア物語』

 
王様とパイプ
 
王様とパイプ
 
 
 アントニ・クラベ(Antoni CLAVE 1913年〜)は、スペイン・バルセロナに生まれ、同郷カタロニアの偉大な芸術家ピカソとの出会いによって運命的に生涯を決定された後、今日まで世界的な活躍を続ける画家です。クラベは、王様や兵士、戦士をよく描き、画面を盾や車輪などが装飾のように飾っています。これは若き日には塗装工見習であり、多くの広告・装飾を手掛けていた彼独自の表現です。「ピカソの後継者」と称され、カタロニアに根差したピカソの情熱を引き継ぎ、クラベにしか描けない表現を展開しています。

 『ガルガンチュア物語』とは、16世紀フランスの医者であり修道士であり、同時に小説家であったフランソワ・ラブレーが、中世の伝説である巨人の王・ガルガンチュアについて書いた物語です。自由奔放な性格のガルガンチュアが教育を受けていく様が滑稽に書かれていますが、ラブレーはこの物語によって、人間の自然な性格を不自然な教育で曲げようとする宗教改革期の医者や神学者、そして形式的な教育しかできない社会・習慣を風刺しました。その内容は禁書処分を受ける程で、民衆からの絶大な人気を博しました。これは現代社会にも通ずる物語であり、世界的ベストセラーといえるでしょう。

 この作品に感化されたクラベは、1951年から55年まで約4年をかけて61点の石版画の挿絵を付したのです。風刺の効いた「大人の絵本」と呼ぶに相応しい傑作です。日本で紹介される事の少なかったこの版画集を中心に、油彩画・彫刻などを併せて彼の表現世界に迫ります。

◆会期
  2003年4月1日(火)〜6月29日(日) 78日間
  (月曜日は休館。月曜祝日の場合開館、翌日火曜日休館)

◆主な出品作品
  《ガルガンチュア物語》全61点 1951〜55年 リトグラフ、紙 38.0×28.2p
  《王様とパイプ》 1956年 油彩、紙 74.0×55.5p
  《青い盾を持つ戦士》 制作年不詳 油彩・パステル、紙 100.0×72.7p
  《王》 1959年 リトグラフ、紙 50.0×68.5p
  《顔》 ブロンズ(彫刻) 1961年頃 8.5×2.5×21.0p
                                       全約70点

◆観覧料(常設展示と共通券)
   一般:1,000円 大高生:600円 中小生:300円


●同時開催 

 常設展:

・松本俊介・ピカソを巡る内外の画家たち
・明治・大正・昭和の日本洋画史の鳥瞰
・ヨーロッパの画家たちとベン・シャーンを巡るアメリカン・シーンの画家たち
 特集展示: @茂田井 武(約20点) A鷲田 新太(約20点)
 

 

財団法人 大川美術館

〒376-0043 群馬県桐生市小曽根町3-69(水道山中腹) 
Tel:0277-46-3300 Fax:0277-46-3350
okawa-m@theia.ocn.ne.jp

開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで) 
休館日:毎月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)、年末年始
入館料:一般1000円、高大生600円、小中生300円
駐車場:水道山公園駐車場(無料)