財団法人 大川美術館     OKAWA MUSEUM of ART, KIRYU

〜第59回 企画展〜


鶴岡政男松本竣介


――画家の動と静――
 
 
 
松本竣介 《運河風景》 1943年 大川美術館所蔵
 
 
 
2003年10月1日[水]〜12月21日[日]
 
【前期】10月  1日〜11月  9日【後期】11月11日〜12月21日
*作品保護のため、前期・後期で、一部素描・水彩・パステル作品の展示替えを行います。
 


 

 

 鶴岡政男(つるおか・まさお 1907〜79年)は、群馬県高崎市に生まれ、戦後直後から日本現代美術界において現実への鋭い風刺と批判精神を表現し、常にその最先端で活躍を続けた画家でした。松本竣介(まつもと・しゅんすけ 1912〜48年)は、戦前から画家として、また、エッセイ誌『雑記帳』の編集者としても才能を発揮し、都市―東京とそこに重ねた心象風景を描き、更なる戦後の出発と発展を待たずして病に倒れた芸術家です。この2人は、表現方向・性格共に対照的ですが、画学生として太平洋画会研究所、また戦中のグループ「新人画会」等で共に活動し、戦争という現実と戦い続け、その現実とは矛盾する人間性の表現を追い求めてきた仲間です。

 

 2人の交友は、竣介の若くしての死により、戦前・戦中の短い期間に限られています。しかし、鶴岡は竣介のデスマスクを描き、彼の志を確認し、受け継ぎながら彼の2倍の人生を生きました。

 本展は、鶴岡と竣介の作品上の共通点はもとより、彼らの人間的つながりを読み解くことから、彼らの作品の奥に潜む独特の詩情に光を当てることを試みるものです。更には、より広い新人画会の仲間たちの、当時の人的ネットワークを探る一端となればと考えます。表現上での比較と資料などの記述より、2人の関係と、それぞれの芸術の真髄に迫ります。

 


◆会期
  
  2003年10月1日(水)〜12月21日(日) 
  (月曜日は休館。月曜祝日の場合開館、翌日火曜日休館)
  10時〜17時30分(入館は17時まで)
  ●11月8日(土)のみ、15時閉館(入館は14時30分まで)


◆会場

  
  大川美術館・松本竣介記念室 


◆主な出品作品

  
 ●鶴岡政男 
  《死の静物(松本竣介の死)》 1948年 油彩、カンヴァス
                                                                                 (神奈川県立近代美術館 蔵)

  《夜の群像》 1949年 油彩、板 (群馬県立近代美術館 蔵)
    《赤ちゃん》 1960年代 パステル、紙 (大川美術館 蔵)
     《夜の騎士》 1963年 油彩、カンヴァス (高崎市美術館 蔵)
  
 ●松本竣介
     《街》1938年 油彩、板 (大川美術館 蔵)
   《橋(東京駅裏)》 1941年 油彩、カンヴァス (神奈川県立近代美術館 蔵)
   《立てる像 下絵》 1942年 鉛筆、紙 (神奈川県立近代美術館 蔵)
     《運河風景》 1943年 油彩、カンヴァス (大川美術館 蔵)

                                                
約60点
                                       
◆観覧料(常設展示と共通券)
   
  一般:1,000円 大高生:600円 中小生:300円


◆学芸員による作品解説(ギャラリートーク)

   
  企画展示:毎週日曜14:00〜(20分程度)

  常設展示:毎週土曜14:00〜(20分程度)
  ●申し込み不要、入館料のみでご参加いただけます。
   14:00に、当館フロント(土曜)、企画展示室(日曜)にお集まり下さい。

 



●同時開催 

 常設展:

・松本竣介・ピカソを巡る内外の画家たち
・明治・大正・昭和の日本洋画史の鳥瞰
・ピカソとヨーロッパの画家たち
・ベン・シャーンとアメリカン・シーンの画家たち
 特集展示: @鈴木 満(約20点) Aベン・シャーン(約20点)
 

 

財団法人 大川美術館

〒376-0043 群馬県桐生市小曽根町3-69(水道山中腹) 
Tel:0277-46-3300 Fax:0277-46-3350
okawa-m@theia.ocn.ne.jp

開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで) 
休館日:毎月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)、年末年始
入館料:一般1000円、高大生600円、小中生300円
駐車場:水道山公園駐車場(無料)