かつてのお花畑の復元を夢見て、移植活動も行われている。カッコソウはいまや、「絶滅危急種」になってしまったからだ。杉の植林の拡大による生育環境の変化や、相次ぐ心無い盗掘などが原因だが、新たにこの山を横切る広域基幹林道の建設の影響も懸念される。
そんな状況のなかで、毎年毎年、苗を植え続ける人たちがいる。カッコソウ保存会(朝倉陽一代表)だ。葉片からバイオ増殖された苗や実生の移植は、1999年11月14日で一万本以上に達した。すべて、ボランティア活動である。
地元の桐生市立梅田中学校の生徒や教員たちも、この運動に参加している。